オープン 【open】

概要

オープン(open)とは、開く、開ける、開いている、開かれた、自由な、公の、限定されない、公開されている、開放された、営業中の、広々とした、などの意味を持つ英単語。

オープンシステム

システム開発などの分野で、ハードウェアソフトウェアの基本的な仕様や設計、接続方法などが公開されており、様々なメーカーが同種の製品を提供していたり、異なるメーカーの製品を組み合わせて使用できるような状態のことをオープンであるという。

そのように公開されている設計のことを「オープンアーキテクチャ」(open architecture)、オープンな製品を組み合わせて構築されたシステムを「オープンシステム」(open system)という。この意味での対義語は「プロプライエタリ」(proprietary)。

オープンソース

ソフトウェアの分野で、コンピュータプログラムソースコードが広く一般に公開され、誰でも自由に入手・改変・再配布などできるような状態を「オープンソース」(open source)という。また、そのようなソフトウェアを「オープンソースソフトウェア」(OSSOpen Source Software)という。

これとは逆に、ソースコードが公開されていない状態を「クローズドソース」(closed source)、そのようなソフトウェアを「プロプライエタリソフトウェア」(proprietary software)という。

回路やスイッチのオープン

電気回路の配線や接点などが開放されていて繋がっていない(切断されている)状態をオープンという。スイッチなどで言う「オフ」(off)の状態に相当する。逆に、繋がっている状態は「クローズ」(close)であり、「オン」(on)の状態に相当する。

オープン価格

商取引の分野で、メーカーが製品の希望小売価格(定価)を設定しないことを「オープン価格」(オープンプライス)という。小売店ではその店での現在の売価のみが表示され、「定価の何%引き」といった表現はわれない。家電製品などではオープン価格による流通が主流となっている。

(2019.7.26更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる