閲覧履歴 【browsing history】

概要

閲覧履歴(browsing history)とは、どのWebページを閲覧したかを時系列に保存したもの。Webブラウザに保存されるものとWebサイトに保存されるものがある。

利用者Webブラウザを操作してWebページを閲覧した記録を時系列に保管したデータで、アクセス日時やページのアドレスURL)が記録される。Webブラウザが記録するデータと、アクセスしたWebサイト利用者を識別して記録するデータがある。

ブラウザの閲覧履歴は設定メニューなどから開いて表示することができ、過去に表示したことがあるページを探すことができる。パソコンスマートフォンなど複数の端末で同じアカウントログインしている場合には、他の端末で開いたページを探して表示することもできる。

90日など保存期間が決まっていることが多く、古い履歴は自動的に削除される。利用者の操作により、特定の履歴を指定して削除したり、一括して削除することもできる。シークレットモードプライベートモード)で利用すると閲覧履歴は残らない。

ECサイトなどではサイト側で商品ページの閲覧履歴を取得して利用者ごとに保存している場合がある。利用者にとっては過去に検討した商品のページをすぐに呼び出すことができる。サイト側ではおすすめ商品の表示機能(リコメンド機能)などに閲覧履歴の情報を利用することがある。検索サイトなどでは過去に検索した語句を時系列に記録した検索履歴を保存している場合もある。

(2024.3.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。