アドレスバー 【address bar】 ロケーションバー / location bar / URLバー / URL bar

概要

アドレスバー(address bar)とは、Webブラウザなどの表示画面の構成要素の一つで、表示するWebページなどの所在情報(URLやローカルファイルのパスなど)を表示・入力するためのもの。

通常はウィンドウや画面の上部にある、一行分の文字列を表示する横長の領域で、現在表示しているページのURLなどを表示したり、URLを文字入力してそのページを開いたりすることができる。Webサイトのロゴなどを領域の左端にアイコン(favicon)表示したり、SSL/TLSによる暗号通信の適否やサーバ証明書の情報を表示することもある。

過去にアクセスしたURLの履歴が保存され、文字入力を始めると一致する候補を探して自動補完してくれたり、閲覧履歴からプルダウンメニューなどで選択して指定することができる場合もある。ソフトによってはFTPなどWeb(HTTP/HTTPS)以外のURLや、コンピュータ内のストレージに保存されたローカルファイル/フォルダのパスなどを表示・入力できる。

また、単語やフレーズを入力して決定すると自動的にWeb検索エンジンを呼び出して検索結果ページ(SERP)を直に表示できる機能に対応しているブラウザもある。利用者が設定で検索先のサイトを切り替えたり、複数のサイトを使い分けたりすることができるものもある。

(2019.9.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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