フィルタリングソフト 【filtering software】

概要

フィルタリングソフト(filtering software)とは、特定の条件に合致するデータや、制限に抵触しないデータだけを通過させるソフト。広義にはファイアウォールなどを含むが、一般にはWebフィルタリングソフトを指すことが多い。

Webフィルタリングソフトとは特定のWebサイトへのアクセスを禁止・制限するソフトウェアで、主に学校や家庭で、アダルトサイトなどの子どもに相応しくないコンテンツへのアクセスを制限するために用いられる。最近ではWebブラウザにも簡易なフィルタリング機能がついている。

業界団体やソフトウェアの開発元がインターネット上のサイトサービスを調査して危険度などをランク付けしたデータベースを作成するレーティング方式と、各ページに含まれる単語などを検知してアクセスの可否を判断する方式がよく用いられる。利用者(保護者・管理者)が独自に遮断するサイトを指定することもできる。

単純に特定のサイトへのアクセスを遮断するだけでなく、フォームへの書き込み・送信を検知して個人情報の送信や有料サービスの利用を抑止する機能や、曜日や時間帯などを指定して使用可能な時間や不可能な時間を設定するといった機能が提供されることもある。

(2022.7.7更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる