セッションタイムアウト 【session timeout】

概要

セッションタイムアウト(session timeout)とは、セッション中に一定時間の無通信、無操作の状態が続き、強制的にセッションが終了すること。

通信システムなどで、接続や利用の開始手続き(ログインなど)をしてから交わされる一連の通信や操作の連なりを「セッション」(session)という。同一セッションの間は連続的にやり取りをうことができ、通信や操作のたびにいちいち接続開始や認証の手続きを繰り返さなくてよい。

セッションログアウトなどの終了の手続きをうことによって明示的に終了、切断することができるが、所定の手続きをわずに利用者が去ったり通信が途絶することもある。そのような場合にセッションがいつまでも開いたままでは困るので、所定の時間だけ何の応答もなければセッションは閉じられる。これをセッションタイムアウトという。

どのくらいの無通信時間でタイムアウトとするかはシステムの種類や設定によって異なる。あまりに短時間だと利用者が少し他の操作をっている間にすぐセッションが閉じられて不便であるし、あまりに長いと同時に利用可能な人数の制約がきつくなる。ECサイトなどWebサービスの場合には数分から30分程度とすることが多い。

(2021.12.10更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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