Sorryサーバ 【sorry server】 ソーリーサーバ

概要

Sorryサーバ(sorry server)とは、Webサイトやネットサービスなどが障害メンテナンスなどで停止している際に、アクセスしてきた利用者訪問者にその旨を告げるサーバのこと。謝罪文が掲載されることが多いためこのように呼ばれる。

通常、サービスを提供していたサーバが応答できない状態のときにアクセスしようとすると、利用者側には「接続待ちしていたが時間切れとなった」という意味のエラーメッセージが表示される。

これでは接続できないのがサーバ側の問題なのか、通信経路の問題なのか、利用者側の問題なのか分からず、また、接続できない理由や復旧の見通しなども分からない。Sorryサーバはそのような事態を回避するため、本来のサービス提供用のサーバに代わって、利用者への謝罪、停止の原因や現状の説明、再開の見込みなどを伝える。

Sorryサーバは普段から稼働状態で待機していることが多く、事業者側のロードバランサ負荷分散装置)などネットワーク設定により、サーバの停止を検知するとアクセスが自動的にSorryサーバへ誘導・転送されるようになっている。

(2020.5.14更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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