Sorryサーバ【sorry server】ソーリーサーバ
概要

通常、利用者からのリクエストはロードバランサなどのネットワーク機器を介して本番サーバへ転送される。本番サーバが停止または過負荷に陥ると、機器がその状態を検知し、接続先を自動的にSorryサーバへ切り替える。利用者のWebブラウザには通信エラーではなく、専用の案内ページが表示される。
案内ページには謝罪のメッセージのほか、停止の原因や復旧予定時刻、問い合わせ先などが記載されることもある。HTTPステータスコードは一時的な停止を示す「503 Service Unavailable」を返すのが一般的で、検索エンジンのクローラに対してサイトが恒久的に閉鎖したと誤認させないための処置でもある。
Sorryサーバが返すページは、画像やスクリプトを極力排した軽量な構成にされることが多い。アクセスが集中している状況でもSorryサーバ自体が応答不能に陥らないようにするためである。URLは本来のサービスと同じまま維持されるため、復旧後に利用者がページを再読み込みするだけで元のサービスへ戻ることができる。
平時には稼働する必要がないため、専用機を常時用意するのではなく、既存サーバと兼用としたり、クラウド上に最小構成で用意したりする運用が多い。また、CDNのエッジサーバに静的ページをキャッシュしておき、障害時に切り替える方法も広く使われている。近年では、単純な案内表示にとどまらず、仮想待機列を生成して順番にアクセスを許可する仕組みと連携する例も増えている。
(2026.5.24更新)