httpd.conf
概要
httpd.confとは、WebサーバソフトのApache HTTP Serverで利用される、サーバの設定を記述したファイル。Webサーバの動作に関する情報を記述したテキストファイルで、Apacheでは主な設定のほとんどはこのファイルに記述される。原則として一行が一つの設定項目を表し、各行は「Listen 80」のように、項目名、スペース、設定値の順番に記述する。 >IfModule mod_rewrite.c<~>/IfModule<といったように、XMLやHTMLのタグに似た記法で特定の範囲や条件、対象にのみ適用される設定を記述することもできる。「#」から行末までは設定として解釈されないコメント(人間向けの注釈)となる。
設定項目には、サーバのドメイン名(ホスト名)や使用するポート番号、サーバを起動するユーザーの指定、公開ディレクトリ(ドキュメントルート)のパス、エラー発生時に通知するメールアドレス、無通信時に接続を切断するまでのタイムアウト秒数、各仮想ホストの設定など、Webサーバの動作に関する基本的な設定を指定することができる。
Linuxなど標準的なUNIX系OSの多くではファイルシステム内の「/etc/httpd/conf/」に保存されているが、システムによっては「/etc/apache2/」などに保存される場合もある。Windowsの場合は「C:¥Program Files (x86)¥Apache24¥conf」などに保存される。
(2023.4.10更新)