F5アタック 【リロード攻撃】 F5攻撃
概要
F5アタック(リロード攻撃)とは、Webブラウザに表示されたWebページを何度も繰り返し「再読み込み」(リロード)することで、Webサーバを過負荷状態に陥らせる攻撃。キーボードの「F5」キーを押しっぱなしにするためこのように呼ばれる。システムに大量の処理要求を送りつけて機能不全に陥らせるDoS攻撃(Denial of Service)の手法の一つで、インターネットを通じて攻撃対象のWebサーバに同じファイルの取得要求を連続して繰り返し送信することで過剰な負荷をかけ、動作を妨害する。
多くのWebブラウザは、キーボードのファンクションキー領域にある「F5」キーを押すと表示されているページの再読み込みを行うため、これを連打したり重石などで固定して押しっぱなしにすることで毎秒数十回に及ぶ連続リロードが可能となる。
性能や回線容量に余裕のある大規模サイトだと個人によるF5アタックでは影響を受けない場合もあるが、複数(多数)の人間が申し合わせて同じ日時に一斉にF5アタックを行うことで、機材や回線が過負荷となり機能が停止することがある。
F5アタックによりサイト運営者の業務が支障をきたした場合、日本では電子計算機損壊等業務妨害罪や威力業務妨害罪に問われる可能性がある。
(2020.2.25更新)