読み方 : クアッドエーレコード
AAAAレコード【AAAA record】
概要

DNS(Domain Name System)では、単一の機器を指し示す完全修飾ドメイン名(FQDN:Fully Qualified Domain Name)とIPアドレスを対応付けて管理しており、AAAAレコードには128ビット長のIPv6アドレスが記録される。
Webサーバやメールサーバなど様々なホストに対して設定され、IPv6環境における通信の基盤となる情報である。一つのホスト名に複数のAAAAレコードを登録することも可能で、負荷分散や冗長化などに利用される。
AAAAレコードを参照してホスト名からIPアドレスを求める操作は「正引き」(forward lookup)と呼ばれる。利用者がドメイン名を指定すると、DNSサーバが該当するAAAAレコードを検索し、登録されているIPv6アドレスを応答する仕組みである。これとは逆に、IPアドレスからホスト名を求める操作は「逆引き」(reverse lookup)と呼ばれ、この際に参照されるのはPTRレコードである。AAAAレコードとPTRレコードは対になる関係にあるが、別々に管理されるレコードであり、一方を設定しても他方が自動的に作られるわけではない。
近年ではIPv4アドレスの枯渇が進み、IPv6への移行が推進されているため、同一のホスト名にAレコードとAAAAレコードを同時に登録する構成が一般的になりつつある。この場合、接続する端末やネットワーク環境に応じてIPv4とIPv6のいずれかのアドレスが選択される。IPv6対応のサービスを公開する際には、AAAAレコードの登録が必要になる。なお、レコード名の「AAAA」は、IPv4アドレスの長さ(32ビット)に対してIPv6アドレスの長さ(128ビット)が4倍になったことに由来する。
(2026.6.26更新)