DNSルックアップ 【DNS lookup】

概要

DNSルックアップ(DNS lookup)とは、DNS(Domain Name System)を用いて、ドメイン名ホスト名からIPアドレスを、あるいはその逆を調べること。通常はリゾルバ(resolver)と呼ばれるソフトウェアを用いる。

インターネットなどのTCP/IPネットワークでは機器の識別子としてIPアドレスと呼ばれる一意の番号が割り当てられるが、人間には覚えにくいため、意味のある英数字で構成されるドメイン名ホスト名などを対応付けて管理することが多い。

インターネット上でのドメイン名の管理にはDNSと呼ばれる分散型のデータベースシステムが用いられ、各ドメインの管理者が用意したDNSサーバドメイン内のホスト名IPアドレスの対応関係などを保管している。

DNSルックアップはこのシステムを利用して必要な情報検索することを指し、調べたいホスト名ドメインを管理する権威DNSサーバへ問い合わせをい、対応するIPアドレスを聞き出す。これを「正引き」(フォワードルックアップ)という。

また、IPアドレスが分かっている場合に、対応するホスト名ドメイン名を調べる場合もあり、これを「逆引き」(リバースルックアップ)という。通信可能なホスト名は必ず正引きで対応するIPアドレスを得られるが、機器が使用するIPアドレスの中には対応するホスト名を持たないものもあり、必ずしも逆引きが可能とは限らない。

(2018.12.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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