リソースレコード 【resource record】 DNSレコード / RR
概要
リソースレコード(resource record)とは、DNS(ドメインネームシステム)で、あるドメイン名やホスト名の設定を定義したひとまとまりのデータ。そのドメインの権威DNSサーバで管理され、問い合わせに応じて外部に提供される。DNSサーバの設定ファイルなどに記述されるもので、個々のドメイン名やホスト名と様々な設定値を紐付ける。ドメイン名やホスト名、情報の種類(タイプ)、設定値を一つのセットにして記述する。複数の情報を定義したいときは、必要なだけリソースレコードを列挙する。
例えば、「www.example.jp. IN A 198.51.100.0」というリソースレコードは、www.example.jp というホストが 198.51.100.0 というIPv4アドレスを持っていることを表している。
定義できる情報の種類には、ドメインを管理するネームサーバを定義する「NSレコード」、ホスト名に対応するIPアドレスを定義する「Aレコード」、ホスト名の別名を定義する「CNAMEレコード」、IPアドレスに対応するホスト名(逆引き情報)を定義する「PTRレコード」、ドメインのメールサーバを定義する「MXレコード」などがある。
(2020.2.9更新)