フレームバッファ 【frame buffer】

概要

フレームバッファ(frame buffer)とは、コンピュータ内部で一画面分の表示内容を丸ごと記憶しておくことができるメモリ領域やメモリ装置のこと。

画面に何かを描画する際にはまずソフトウェアがフレームバッファの内容を書き換え、その内容を一定のタイミングでディスプレイなどの表示装置に転送することで画面上に更新が反映される。これにより、描画処理の過程やその途中の状態が利用者の目に触れることを防ぐことができる。

メインメモリ(RAM)の一部に専用の領域を確保してフレームバッファとして使用する場合と、専用のメモリ装置を使用する場合がある。ビデオカードなどに内蔵されているビデオメモリVRAMVideo RAM)のことをフレームバッファと呼ぶ場合もある。

(2020.1.28更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。