マッピング 【mapping】
概要
マッピング(mapping)とは、地図作成、写像、対応付け、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ある集合の要素を何らかの規則に基づいて別の集合や要素へ対応付けたり、字義通り、要素の分布や配置を地図などの上に図示することなどを意味する。データマッピング
データ処理などの分野では、異なるシステムの項目や要素のうち、同じものを指し示しているものを関連付ける作業や処理をデータマッピングという。
これにより、一方のシステムの特定の項目の内容を変更すると、もう一方のシステムに自動的に伝達されて対応付けられた項目に反映されるといった処理を行うことができるようになる。
3DCGのマッピング
3次元グラフィックスにおいて、モデル(物体)の表面にさまざまな効果を施すことをマッピングという。画像を貼り付ける「テクスチャマッピング」、光の反射方向を変化させて細かい凹凸を作る「バンプマッピング」などがよく知られている。
プロジェクションマッピング
建物の壁面などの立体物の形状に合わせた特殊な映像を作成し、プロジェクター(投影機)を用いて実物の表面に向けて投影することで実際に変化しているように見せる映像手法を「プロジェクションマッピング」(projection mapping)という。
ゲームのマッピング
ビデオゲームの分野では、ロールプレイングゲーム(RPG)などで内部構造の分からない洞窟などを探索して地図を作図していくことをマッピングということがある。
もともとはプレイヤーが地図を紙に描くことを指し、コンピュータが自動的に既に踏破した部分の地図を表示してくれる機能は「オートマッピング」という。
(2019.7.2更新)