IDL 【Interface Definition Language】 インタフェース定義言語 / Interface Description Language / インターフェース記述言語

概要

IDL(Interface Definition Language)とは、ソフトウェア開発に用いる人工言語の種類の一つで、プログラム部品を他のプログラムから利用するためのインターフェース(外部仕様)を記述するためもの。

コンポーネントオブジェクトなどと呼ばれる部品化されたプログラムが外部に公開している機能の利用方法などを記述するための言語で、提供している手続き(関数メソッドなど)やデータの名称、手続きの呼び出し時に受け渡すデータの数や型などを記述することができる。

IDLはプログラミング言語とは独立に定義され、様々な種類がある。言語や実行環境によって対応しているIDLに違いがあり、同じIDLに対応していれば異なる言語で記述されたプログラム間でも互いに呼び出して利用することができる。

例えば、Web APIの標準の一つである「SOAP」(Simple Object Access Protocol)では「WSDL」(Web Services Description Language)というXMLベースの言語でAPIの定義をう。分散オブジェクト技術の標準である「CORBA」(Common Object Request Broker Architecture)では「IDL」(Interface Definition Language)という名前のIDLでインターフェース定義を記述する。文脈によってはIDLという語がこれを指している場合もある。

(2024.1.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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