デストラクタ 【destructor】 解体子

概要

デストラクタ(destructor)とは、いくつかのオブジェクト指向プログラミング言語に用意されている機能の一つで、オブジェクトが破棄される際に呼び出される特殊なメソッド

デストラクタは必ず決まった名前で定義される特殊なメソッドの一つで、実行時に生成されて使用されたオブジェクトが削除されるタイミングで呼び出される。占有していたメモリ領域の解放など、オブジェクト消滅前にやっておきたい処理を記述する。

一方、オブジェクトの生成時に自動的に呼び出され、メンバ変数初期化などの処理をう特殊なメソッドは「コンストラクタ」(constructor)と呼ばれる。また、デストラクタに似た機能で、実行環境ガベージコレクタが不要になったオブジェクトを回収する直前に呼び出す特殊なメソッドを「ファイナライザ」(finalizer)という。

(2019.7.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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