TPS 【Third Person Shooter】 三人称シューティング / サードパーソンシューティングゲーム
概要
TPS(Third Person Shooter)とは、ビデオゲームのジャンルの一つで、画面に主人公のキャラクターが登場し、これを操作して他のキャラクターと銃で撃ち合うなどして争うタイプのもの。プレイヤーは映画を見るように、画面の中央に現れる主人公を見下ろす「三人称視点」からゲーム内世界を見て状況を把握し、操作を行う。プレイヤーの視点である「カメラ」の位置や向きと、主人公の位置や向きが独立しており、ゲーム操作の一環として両方の操作が要求される場合と、キャラクターを操作すると一定の規則性に基づきでカメラが追随する場合がある。
3DCGで構成されるフィールド上を画面上のキャラクターを操作して行動するという要素は現代の多くのアクション型、ロールプレイング型のゲームに共通するが、これらの中で遠隔間の射撃や投擲による戦闘が中心的な要素となるものをTPSに分類することが多い。よく知られる例としてはバイオハザード4~6やスプラトゥーンシリーズ、Gears of Warシリーズなどがある。
一方、プレイヤーの視界が主人公の視界に一致する一人称視点のガンアクションゲームのことは一人称シューティング(FPS:First Person Shooter)という。TPSはFPSとゲームシステムや構成要素の多くが共通するが、TPSは主人公の動作や周囲の状況の把握がしやすい反面、カメラが主人公と離れているため狭く込み入った場所の表現(室内の壁際など)が苦手で、狙いを精密に定めるといった操作はあまり向かないと言われる。
(2018.12.24更新)