読み方 : アイオーティーエリアネットワーク

IoTエリアネットワーク 【IoTANW】 IoT network

IoTエリアネットワークとは、モノのインターネットIoTInternet of Things)において、IoTデバイスIoTゲートウェイを結ぶネットワーク。通常のインターネット向けの接続方式以外にも多様な技術が動員される。
IoTエリアネットワークのイメージ画像

IoTでは様々な人工物をインターネットに接続し、遠隔からの監視や操作、機器同士の連携などを行う。コンピュータが参加する通常のインターネットに機器を直に接続する方式以外に、中継・変換機器の「IoTゲートウェイ」を介して接続する構成が有力となっている。

IoTに参加する装置(IoTデバイス)とIoTゲートウェイを結ぶネットワークをIoTエリアネットワークという。IoTでは通信速度が遅くても低消費電力であることが重視されるため、コンピュータ間の接続では使用しない独自の通信方式で構築することが多い。管理サーバクラウドサービスなどとの通信はIoTゲートウェイが仲介し、接続方式やプロトコルの相互変換を行う。

コンピュータ構内ネットワークを構成する有線LANEthernet)や無線LANWi-Fi)を利用することもあるが、低電力無線のWi-SUNZigBeeBluetooth Low EnergyBLE)、低電力の広域無線網(LPWA:Low Energy, Wide Area)、給電網にデータ通信を重畳するPLC電力線通信)など装置の種類や用途に適した通信方式が用いられる。

(2022.4.21更新)

他の用語辞典による「IoTエリアネットワーク」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「IoTエリアネットワーク」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令2秋 問98】 IoTエリアネットワークの構築に当たり、①~③の通信規格の使用を検討している。これらの通信規格を有線と無線に分類したとき、無線ネットワークに分類されるものだけを全て挙げたものはどれか。