IoTエリアネットワーク 【IoTANW】 IoT network
概要
IoTエリアネットワーク(IoTANW)とは、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)において、IoTデバイスとIoTゲートウェイを結ぶネットワーク。通常のインターネット向けの接続方式以外にも多様な技術が動員される。IoTでは様々な人工物をインターネットに接続し、遠隔からの監視や操作、機器同士の連携などを行う。コンピュータが参加する通常のインターネットに機器を直に接続する方式以外に、中継・変換機器の「IoTゲートウェイ」を介して接続する構成が有力となっている。
IoTに参加する装置(IoTデバイス)とIoTゲートウェイを結ぶネットワークをIoTエリアネットワークという。IoTでは通信速度が遅くても低消費電力であることが重視されるため、コンピュータ間の接続では使用しない独自の通信方式で構築することが多い。管理サーバやクラウドサービスなどとの通信はIoTゲートウェイが仲介し、接続方式やプロトコルの相互変換を行う。
コンピュータの構内ネットワークを構成する有線LAN(Ethernet)や無線LAN(Wi-Fi)を利用することもあるが、低電力無線のWi-SUNやZigBee、Bluetooth Low Energy(BLE)、低電力の広域無線網(LPWA:Low Energy, Wide Area)、給電網にデータ通信を重畳するPLC(電力線通信)など装置の種類や用途に適した通信方式が用いられる。
(2022.4.21更新)