エッジデバイス 【edge device】
概要
エッジデバイス(edge device)とは、ネットワークの末端に接続された機器のこと。コンピュータやセンサー装置など外界との接点となる機器を指す場合と、ネットワーク境界で接続・中継を担う機器を指す場合がある。通信ネットワークや情報システムと、人間や物理世界との境界に位置する末端の機器をエッジデバイスと呼ぶことがある。ネットワークの中心部にあり、データの集約や配信、蓄積、処理などを担うサーバやデータセンター、クラウドサービスなどと対比される。
パソコンやスマートフォン、タブレット端末、デジタル家電、スマートスピーカーなどが含まれる。IoT(モノのインターネット)におけるセンサー機器や機械の制御装置、コネクテッドカーなども該当する。自律的に動作しネットワークを介して外部と通信できる機器を指すため、コンピュータに付属する周辺機器などは含まれない。
また、文脈によってはネットワークの境界にあり、外部との接続や中継、データ変換などの機能を持ったネットワーク機器のことをエッジデバイスということがある。エッジルータやVPNルータ、ホームルータなどの機器が該当する。その場合、ネットワーク末端に接続された機器のことは「エンドデバイス」(end device)という。
(2023.6.4更新)