VPNゲートウェイ 【VPN gateway】
連結したい複数のネットワークの末端にVPNゲートウェイを設置し、ゲートウェイ間で暗号化された伝送路を構成することにより、インターネットなど複数の主体が共用する公衆ネットワークを経由しながら仮想的な専用ネットワーク(VPN)を構築することができる。
接続や認証、暗号化・復号などはVPNゲートウェイが担い、内部ネットワークの端末には特別な機能や手続きは不要で、遠隔地のネットワーク上の端末と透過的に通信することができる。
また、ネットワーク間の接続だけでなく、端末内のソフトウェアと直接VPNを構築するリモートアクセス型のシステムもあり、従業員が出先でパソコンやスマートフォンからインターネットを通じて社内ネットワークに安全にアクセスする手段などとして利用される。
VPNゲートウェイはソフトウェアとして汎用のサーバに組み込んで使用する場合と、ルータやファイアウォールなどの機能の一部として提供される場合、専用のネットワーク機器として単体で提供される場合がある。暗号化の方式や、L2(リンク層)で接続するかL3(ネットワーク層/IP)で接続するかの違いなどにより様々な仕様の製品がある。
(2018.9.20更新)