CUG 【Closed Users Group】

概要

CUG(Closed Users Group)とは、特定のグループのメンバーだけがアクセスできるサービス。特に、企業などの離れた拠点間を広域回線で相互に結んだネットワークを指すことが多い。

音声通話サービスでは、企業の本社と支店間、あるいは拠点と社員の携帯電話などの間で公衆回線網を内線電話のように扱うことができるサービスをCUGサービスという。

データ通信サービスの場合、特定の加入者のグループを通信事業者の回線網を通じて相互にアクセス可能にするサービスのことをCUGということがある。

VPNサービスとほぼ同義だが、各拠点をメッシュ状に繋いだVPN(どの拠点から拠点へも直接通信できる)を指すことが多く、特定の中心拠点と各拠点をスター型に結んだVPN(センター型、センターエンド型などと呼ばれる)と対比される。

古くは、パソコン通信などで特定の登録者のみがアクセスできる電子会議室などをCUGと呼ぶことがあった。現在でも、グループウェアやネットサースなどで、グループ内でのみ回覧可能な領域などをCUGと呼ぶ例がある。

(2020.3.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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