Google Workspace 【G Suite】 Google Apps

概要

Google Workspace(G Suite)とは、米グーグル(Google)社が提供している、業務や共同作業に便利なWebサービスパッケージ製品。データの作成や編集、共有、連絡などに必要なサービスをまとめて提供する。

企業や非営利団体、その一部門などのグループ単位で登録することができ、所属するメンバーGoogleアカウントおよびGmailアドレスが発行される。同社の用意する専用のサイトWebブラウザログインすることにより、グループ内の各種のデータサービスを利用できる。

使用できる主なサービスとしては、「Googleドキュメント」(文書作成・編集)、「Googleスプレッドシート」(表計算ソフト)、「Googleスライド」(プレゼンテーション作成・編集)、「Googleフォーム」(オンラインアンケート)、「Googleサイト」(Webサイト構築)、「Gmail」(Webメール)、「Googleカレンダー」(スケジュール管理)、「Googleハングアウト」(チャット・通話・ビデオ会議)、「Googleドライブ」(ファイル保存・共有)などである。

サービスは同社のgoogle.comドメインの配下で運用する他に、契約者が自ら取得した独自ドメイン運用することもでき、その場合はGmailアドレスおよびGoogleアカウントも独自ドメインとなる。

サービスの機能やデータに外部のソフトウェアからアクセスするためのG Suite APIが公開されており、自社のシステムと接続・連携したり、自ら開発したサービスを組み込んだり、同社以外の開発元(サードパーティ)の提供するアプリケーションを導入したりすることができる。

2006年に「Google Apps」の名称で提供が開始され、当初は小規模なグループや非営利団体には無償版が提供されていたが、2012年以降は新たに無償版に登録することはできなくなった。現在は登録利用者一人あたり月額固定料金の有償版のみの提供となっており、利用可能な機能やデータ保存容量に応じて「ベーシック」「ビジネス」「エンタープライズ」の3つから選択することができる。

(2019.7.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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