アクセス【access】
概要

コンピュータでは、記憶装置やメモリ上のデータに対して読み込み、書き込み、追加、削除などの操作を行うことをアクセスという。例えば、ハードディスクやSSD上のファイルを開く、データベースから情報を検索する、メモリ上の特定アドレスを参照するといった動作がこれに当たる。装置やシステムの性能指標として「アクセス速度」「アクセス時間」などが用いられる。
ネットワーク経由での操作についても同じように対象への接触をアクセスという。WebブラウザでWebサイトを閲覧する、クラウドサービスへ接続する、リモートサーバにログインするといった操作が当てはまる。Webサービスの運営側では利用者からの接続要求をアクセスと呼ぶ。訪問状況や利用者の行動履歴を分析する処理は「アクセス解析」と呼ばれ、一定期間内の利用・閲覧の回数を集計した「アクセス数」が参照される。
情報セキュリティ分野では、利用者やプログラムが情報資産に対して操作を行う権限やその管理を表す語としても使われる。特定の利用者やシステムにのみ操作を許可する仕組みは「アクセス制御」(access control)といい、認証や権限管理によって不正利用を防ぐ。「アクセス権」(access right)はファイルやデータベース、業務システムなどに対して設定され、閲覧のみ許可する場合、編集・削除まで認める場合など、操作の範囲を細かく制御できる。
一般の外来語としては、施設や目的地への交通手段や経路を表したり、公的な制度やサービスの利用(しやすさ)などを指すことが多い。「駅からのアクセスがよい」「医療へのアクセスを改善する」といった用法がその例である。文脈によっては、米マイクロソフト(Microsoft)社のデータベースソフト「Microsoft Access」(マイクロソフト・アクセス)を略した呼称として使われることもある。