アクティブ/スタンバイ構成 【相互待機型】 フェイルオーバークラスタ / Active-Standby構成 / アクティブ/パッシブ構成 / Active-Passive構成 / ACT-SBY構成

概要

アクティブ/スタンバイ構成(相互待機型)とは、同じシステムを複数用意して耐障害性を高めたシステムで、いくつか(2系統の場合は片方)を待機状態にして、障害時に切り替えて処理を引き継ぐ方式。

情報システム通信回線では信頼性を高めるために、同じように機能する複数のシステムを用意することがあり、これを「二重化」「冗長化」などという。アクティブ/スタンバイ構成は用意したシステムを通常時に使用する稼働系と通常時は使わずに待機している待機系に分ける。

稼動系障害が発生して処理の続行が不可能になると、直ちに待機系が起動して処理を引き継ぐ。この動作を「フェイルオーバー」と呼び、信頼性の高いシステムでは1秒以下の短時間で切り替えをい処理が途切れないようにする。

これに対し、用意した系統をすべて同時に稼動させる方式を「アクティブ/アクティブ構成」という。複数系統に処理を振り分けることで負荷分散を図ることができる。

(2020.4.4更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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