SOTA 【State-of-the-Art】

概要

SOTA(State-of-the-Art)とは、最先端、最新鋭、最新式という意味の英略語。ある時点で最も新しい、あるいは最も優れている製品や技術などを表す語。実現した技術水準などを指すこともある。「SoTA」「SotA」とも綴ることがある。

特許などの分野では、「現在すでに知られている最先端技術」という意味合いでSOTAが「先行技術」(prior art)を指すことがある。また、法律上の過失責任や製造物責任などの文脈では、「現時点の最先端技術をもってしても予見は不可能」という論理でSOTAが引き合いに出されることがある。

古くからある一般的な表現だが、近年の人工知能、とりわけ機械学習に関する研究分野では新手法による性能改善競争が激しくなっており、ベンチマークテストのスコアなどが最高記録を更新したことを指してSOTAと呼んでいる。現時点で最良の性能を発揮する機械学習モデルを「SOTAモデル」と呼ぶ。

(2024.9.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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