冗長ビット 【redundant bit】
データの誤りを検出することができる符号を「誤り検出符号」(EDC:Error-Detecting Code)、誤りの検知に加え誤りの一部を訂正できる符号を「誤り訂正符号」(ECC:Error-Correcting Code)という。データ本体に加えてこれらを合わせて伝送・保存することで、受信や読み出しの際にデータに誤りが生じているかどうかを知ることができる。
冗長ビットはこれらの符号を伝送・記録するために元のデータに付加される領域で、一定の長さの伝送データごとに付加される。最も単純な誤り検出符号であるパリティ符号の場合、例えば伝送データ8ビットごとに1ビットの冗長ビットを加えると、データ量は12.5%増加するが、伝送経路上で奇数個のビットが反転してしまったときに受信側でこれを検知することができるようになる。
(2021.10.27更新)