読み方 : かんぜんいっち
完全一致【exact match】
完全一致とは?
検索や比較において、対象の文字列やデータが条件と一字一句違わず同じである状態のこと。そのような状態を一致とみなす比較・検索方法を指すこともある。

コンピュータやソフトウェアでは様々な場面でデータの比較・検索を行うが、「どの程度一致していれば条件を満たすか」という一致の基準が重要になる。完全一致はその基準の一つであり、対象が条件と完全に同一である場合にのみ該当と判定される方式を指す。
例えば、表計算ソフトのワークシートなどでは、通常の検索機能では「東京」と入力すると「東京都」「東京駅」なども該当するが、完全一致を指定すると「東京」という文字列そのものを含むセルのみが対象となる。データベースの検索でも同様で、SQL文の条件指定では等号(=)を用いると両辺の値が完全一致している場合のみ行を抽出する。
なお、アルファベットの大文字・小文字の違いや、日本語環境の全角文字・半角文字の違いを区別するかどうかは、システムや設定によって異なる。例えば、Windowsのファイルシステムは内部的にファイル名やディレクトリ名の大文字・小文字は区別するが、エクスプローラーなどで名前を指定・検索する際は同一視される。また、Microsoft Excelではセル内の文字列について、同じアルファベットや数字の全角文字と半角文字はEXACT関数などで指定しなければ原則として同一視される。
一方、比較対象や検索語の一部分のみが一致する状態や、そのような比較・検索方法のことを「部分一致」(partial match)という。このうち、一方が他方の先頭に一致することを特に「前方一致」(forward match)と呼び、一方が他方の末尾に一致することを特に「後方一致」(backward match)と呼ぶ。