LFU 【Least Frequently Used】

概要

LFU(Least Frequently Used)とは、広さの限られた一時的な保管場所が満杯になったとき何を棄てるか決定する基準の一つで、最も使用頻度が低いものから順に破棄する方式。

CPU内部のキャッシュメモリオペレーティングシステムOS)の仮想記憶システムでは、高速な記憶装置の限られた記憶容量を使い回して当座の処理に必要なデータを用意しなければならない。

容量を使い切った後で新たに記録しなければならないデータが生じると、一定の計算手順(アルゴリズム)に従って既存のデータを消去したり、より低速・大容量な装置へ追い出す処理(仮想記憶ページアウトなど)をい、空いた領域を新しいデータに割り当てる。

LFU方式は記録されたデータについて実行中のプログラムから参照された回数を記録していき、入れ替えが必要になった時点で最も参照頻度が小さいものを削除対象とする。

(2019.3.18更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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