フルスタック 【full-stack】

概要

フルスタック(full-stack)とは、あるシステム構築運用に必要な複数の異なる技術要素を兼ね備えていること。技術者の知識・技能などを指す場合と、ソフトウェア製品などの機能などを指すことがある。

フルスタックエンジニア」(full-stack enginner)という場合は、技術者が関連する複数の技術分野や製品に精通しており、特定のシステム構築運用を一人で請け負うことができる状態を指す。

例えば、Web分野のフルスタックエンジニアであれば、Webサーバデータベース構築運用サーバプログラム開発クライアントスクリプト開発Webページのデザインやマークアップなどに通じていることを意味する。

また、「フルスタックフレームワーク」(full-stack framework)などという場合は、ソフトウェア製品などに複数の異なる段階で使われるツールや機能が統合されており、単体でシステム構築運用などを実現することができるものを指す。

例えば、フルスタックのWebアプリケーションフレームワークという場合には、データベース接続やサーバ側で動作するプログラムなどのバックエンド側と、HTMLCSSJavaScriptなどのWebブラウザで動作するフロントエンド側を統合して単一のフレームワークでカバーする製品を指す。、

(2023.11.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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