Webhook 【Webフック】
概要
Webhook(Webフック)とは、Webアプリケーションに対して、特定のイベントが発生したら別のWebアプリケーションに通知を発行するよう利用者が指定する仕組み。HTTPのPOSTリクエストを利用する。ソフトウェアでイベントが生じた際に「フック」(hook)する処理を異なるWebアプリケーション間で実現する仕組みで、利用者はアプリケーション上で何らかの操作を行った際に、自分が使っている別のサービスへ自動的に通知するよう指定することができる。
利用者はきっかけとなるイベントの内容と、通知を送信したい外部サービスの受け付けURL、伝達内容であるパラメータを指定する。パラメータにはイベントで生じた内容を動的に反映させることができる。イベントが生じるとアプリケーションは指定されたURLへPOSTメッセージを送信する。
なりすましの偽通知を避けるため、受信側は何らかの方法で送信元が正当な相手かどうかを認証する必要がある。認証方式はサービスによって様々だが、POSTパラメータ(HTTPメッセージの本文)やHTTPヘッダにハッシュや署名を含める方法、HTTPの認証機能を利用する方法、TLS接続の相互認証を利用する方法などがよく用いられる。
(2021.7.19更新)