LAMP 【Linux+Apache+MySQL/MariaDB+PHP/Perl/Python】

概要

LAMP(Linux+Apache+MySQL/MariaDB+PHP/Perl/Python)とは、Webアプリケーション環境として人気の高い「Linux」「MySQL」(またはMariaDB)「Apache」「PHP」「Perl」「Python」(のいずれか)の組み合わせ。これらの頭文字を繋いだ略語となっている。

データベースを利用したWebアプリケーション開発運用するのに適した、定番のオープンソースソフトウェアの組み合わせを表している。「Linux」はオペレーティングシステムOS)、「Apache」はWebサーバ、「MySQL」「MariaDB」はリレーショナルデータベース管理システムRDBMS)、「PHP」「Perl」「Python」はプログラミング言語および実行環境である。

いずれもオープンソース開発・配布されており、それぞれの分野で最も普及しているソフトウェアの一つである。動的WebサイトWebサービスなどの構築に適しており、関連情報や事例、対応ソフトウェア開発ツールなども豊富である。

これらを個別に入手して同じ環境に導入する必要があるが、OSであるLinux以外は「XAMPP」などの配布パッケージを利用して一括して導入することもできる。また、サーバ向けのLinuxディストリビューションの中にはこれらがあらかじめ同梱されて配布されているものもある。

LAPP (Linux+Apache+PostgreSQL+PHP/Perl/Python)

Webアプリケーション開発するのに適したオープンソースソフトウェアの組み合わせの一つで、OSの「Linux」、Webサーバの「Apache」、データベースの「PostgreSQL」、プログラミング言語および実行環境の「PHP」「Perl」「Python」(のいずれか)の頭文字を繋いだものを「LAPP」という。LAMPのRDBMSPostgreSQLに差し替えたもの。

(2022.5.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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