オペレーションズリサーチ【OR】Operations Research

オペレーションズリサーチとは?

現実の業務や経営上の問題を数理モデルとして定式化し、科学的な手法によって最適な解や計画を導き出す学問分野。生産管理、物流、資源配分、スケジューリングなど、複数の条件や制約が絡み合う複雑な問題を対象とする。
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基本的なアプローチは、対象となる問題を数値化可能な要素に分解し、目的関数と制約条件からなる数理モデルを構築することである。その上で、数学的な計算やコンピュータによるシミュレーションを通じて解を求める。

代表的な手法として、線形計画法、整数計画法、動的計画法ネットワーク計画法、待ち行列理論、ゲーム理論、組合せ最適化、マルコフ連鎖などがある。例えば、限られた材料と作業時間で利益を最大化する生産計画には線形計画法が、窓口や通信回線の混雑分析には待ち行列理論が用いられる。問題の性質に応じてこれらの手法を選択したり組み合わせて、実務上の意思決定を支援する。

応用範囲は広く、製造業の生産計画、物流の配送ルート最適化、航空会社の座席割り当てや乗務員のスケジューリング、鉄道のダイヤ作成、店舗の在庫管理、通信ネットワークの設計、金融の資産運用、医療資源の配分など、様々な産業で実務的な問題の解決に用いられている。

“operations” はもともと軍事作戦を意味しており、起源は第二次世界大戦中の作戦分析にある。イギリス軍がレーダー網の効率的な運用方法を科学者や数学者と共に研究したことが出発点とされる。戦後は民間企業や行政機関にも広まり、経営工学や管理科学の中核領域として発展した。コンピュータの性能向上に伴って扱える問題の規模が拡大し、近年では大量のデータを活用した分析技術や機械学習との融合も進んでいる。

(2026.5.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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