通知領域 【notification area】
概要
通知領域(notification area)とは、コンピュータの操作画面の隅にオペレーティングシステム(OS)が用意する小さな表示領域の一つで、システムに常駐する様々な機能の状態や通知を知らせるためのもの。Windowsの通知領域
Windowsの通知領域は、標準の操作画面上では画面最下部の細長いタスクバーの右端にあり、アイコンや時計などが並んでいる。古いWindowsでは領域の枠が凹んだ矩形になっていたため、「タスクトレイ」「システムトレイ」などと呼ばれることもあった。
OSの機能やシステム上で常に起動状態にあるソフトウェアのアイコンなどが表示される。マウスホバー動作などで現在の状態を表示したり、クリックやタッチなどの操作で設定画面の呼び出しやソフトウェアの終了の指示などを行うことができる。
一般的なシステム構成では日付や時刻、日本語入力ソフト(IME)、音量およびスピーカー設定、ネットワーク接続(EthernetおよびWI-Fi)、(ノートパソコン等の場合は)バッテリーや電源状態、Bluetooth、OneDrive、Windowsセキュリティ、ウイルス対策ソフトなどがこの領域を使用する。
アイコンなどがタスクバーに入り切らない場合は、領域の左端に上を指し示すアイコンが表示され、これをクリックすることで残りのアイコン群がポップアップ表示される。
Androidの通知領域
Androidの通知領域は、画面最上部のステータスバーを下にスワイプすると画面にかぶさるように降りてくる。上にスワイプすると画面上方へ追い出すようにしまうことができる。
一般的な構成では、上部に画面の輝度調整のスライダーバーや、Wi-Fi、Bluetooth、画面の自動回転、マナーモード・機内モード、位置情報(GPS)、ライトなど使用頻度の高いシステム機能のオン・オフを行うためのアイコン群が並び、その下にアプリからの通知が時系列に並ぶ。
(2020.11.13更新)