サーフェス 【surface】 サーフィス / サーフェース / サーフェイス
概要
サーフェス(surface)とは、面、表面、平面、水面、地表面、外見、上辺、(水面に)浮上する、表面化する、明るみに出る、平らにする、面をつける、などの意味を持つ英単語。3次元グラフィックス(3DCG)などで、物体を構成する面や、地面、水面などのことをサーフェスという。物体の形状を面によって定義する方式を「サーフェスモデル」(surface model)と呼び、3DCGで最も一般的な表現手法となっている。
対象と外界が接する境界面、接触面、窓口などの意味で用いる分野もある。例えば、デジタルオーディオ分野では音声の入出力を制御する操作卓を「コントロールサーフェス」と呼び、サイバーセキュリティ分野では情報システムのうちインターネットなどを通じて外部に露出した部分を(攻撃の足掛かりに使われるという意味で)「アタックサーフェス」と呼ぶ。
米マイクロソフト(Microsoft)社が開発・販売しているタブレット型やノート型の薄型コンピュータ製品のブランドに「Microsoft Surface」がある。2012年に発売され、近年はこの分野での定番商品として定着しており、これを指して「Surface」「サーフェス」と呼ぶことも多い。
なお、“surface” の発音は英語の原音では「サーフィス」に近い音になるが、日本では “face” の綴りに引きずられ、「サーフェス」あるいは「サーフェイス」というカタカナ表記が定着している。
(2022.5.21更新)