マナーモード 【silent mode】 サイレントモード / 消音モード

概要

マナーモード(silent mode)とは、スマートフォンなどの動作モードの一つで、スピーカーなどから音を鳴らさない状態のこと。コンサートホールなど静粛を求められる場所で、音を鳴らさずに端末を利用するために設けられた機能である。

操作音や通知音、着信音、アラーム、メディア再生時の音声など、スピーカーからの音声出力が抑止され、消音状態となる。代わりにバイブレーターによる振動やランプの点滅などで利用者に状態を知らせるようになっていることが多いが、機種や設定によっては振動も抑止される場合がある。

通常の操作モードとの切り替えは設定メニューなどから選択できるほか、画面をタッチ操作しなくても特定のボタン操作の組み合わせなどで即座に有効にできる場合もある。筐体側面に専用のボタン(スイッチ)が用意されている機種もある。

マナーモードでは外部との通信端末の機能そのものは通常と同じように使えるが、電波を発してはいけない離着陸時の航空機の内部などで無線電波を発さずに動作させる(外部との通信はできない)モードのことは「機内モード」(airplane mode)という。

なお、「マナーモード」は和製英語で、英語では “silent mode” などと呼ぶ。国内メーカーの製品にはマナーモードとサイレントモードが別の機能になっている(サイレントモードはどの機能を消音するか選択可能であるなど)場合もあるため、必ず同義語であるとは限らない。

(2022.6.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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