スピーカー【speaker】
スピーカーとは?

最も一般的な構造のスピーカーの基本的な構成要素は磁石、ボイスコイル、振動板の3つである。電気信号がボイスコイルに流れると磁界が変化し、その力によって振動板が前後に動く。この振動が周囲の空気を揺らすことで音波が発生し、耳に届くことで音として認識される。振動板の大きさや材質、筐体の構造などによって音質や音域が左右される。
ブザーや楽器などと異なり、人間に聞こえる範囲の音(概ね40Hz~20kHz)であればどのような音でも発することができ、録音・記録された音や声の再生に用いられる。低音のみを発することができるウーファーのように、特定の周波数のみに対応した機器もあり、対応する音域の異なる複数のスピーカーを組み合わせてそれぞれの範囲の音を発することで、音質や臨場感を高めることができる。
用途に応じて様々な形態の製品があり、家庭用のオーディオ機器では複数のユニットを組み合わせて音域を分担させる方式が一般的である。左右の2台で構成されるステレオスピーカー、前後左右を取り囲む5台と低音専用の1台を組み合わせる5.1chスピーカーなどがよく知られている。パソコン向けのスピーカー製品は電源とアンプを内蔵したアクティブスピーカーが多いが、オーディオ機器向けでは外部アンプから電力の供給を受けるパッシブスピーカーがよく用いられる。