スペース 【space】
スペース文字
何も表示せず一文字分の空白を挿入する空白文字(「 」)のことをスペース文字あるいは単にスペースという。ASCII文字コードでは32番(16進数で20)に割り当てられている。特殊文字の一種として「SP」「SPC」などの略号で示されることもある。
日本語のフォントや文字コードではいわゆる全角文字(日本語文字)の大きさのスペース文字(「 」)も用意されており、全角空白あるいは全角スペースと呼ばれる。
UnicodeではASCII由来のスペース(U+0020)の他にも無改行スペース(U+00A0/NO-BREAK SPACE)や“N”幅スペース(U+2002/EN SPACE)、“M”幅スペース(U+2003/EM SPACE)など、幅や表示制御などが異なる10種類以上のスペース文字が定義されている。
ソフトウェアによってはスペース文字以外にもタブ文字や改行文字、字形の割り当てられていない制御文字などを合わせて「ホワイトスペース」と総称することがある。
HTMLなどでは連続するスペース文字は一文字分として処理されるため、確実にスペースを挿入したい場合は “ ” のように実体参照記法を用いて記述する。
スペースキー
一般的なキーボードの最下段の中央にある横長のキーを「スペースキー」(space key)あるいは「スペースバー」(space bar)という。
文字入力の際にはスペース文字を入力するキーとして使われることが多い。欧文では単語の区切りがスペース文字であり、文章を入力するとき極めて頻繁に打鍵するため、打ちやすい位置に大きなサイズで配置されている。
日本のコンピュータでは、日本語入力システム(IME)に入力中の(かな)文字列の漢字変換を指示するキーとして用いられることもある。
(2020.4.11更新)