基本情報技術者(科目A)過去問集 - 業務プロセス
令和6年6月修了試験 問46
BPOを説明したものはどれか。
ア | 自社ではサーバを所有せずに,通信事業者などが保有するサーバの処理能力や記憶容量の一部を借りてシステムを運用することである。 |
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イ | 自社ではソフトウェアを所有せずに,外部の専門業者が提供するソフトウェアの機能をネットワーク経由で活用することである。 |
ウ | 自社の管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を,業務システムの運用などと一体として外部の専門業者に委託することである。 |
エ | 自社よりも人件費が安い派遣会社の社員を活用することによって,ソフトウェア開発の費用を低減させることである。 |
令和6年1月修了試験 問46
自社の経営課題である人手不足の解消などを目標とした業務革新を進めるために活用する,RPAの事例はどれか。
ア | 業務システムなどのデータ入力,照合のような標準化された定型作業を,事務職員の代わりにソフトウェアで自動的に処理する。 |
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イ | 製造ラインで部品の組立てに従事していた作業員の代わりに組立作業用ロボットを配置する。 |
ウ | 人が接客して販売を行っていた店舗を,ICタグ,画像解析のためのカメラ,電子決済システムによる無人店舗に置き換える。 |
エ | フォークリフトなどを用いて人の操作で保管商品を搬入・搬出していたものを,コンピュータ制御で無人化した自動倉庫システムに置き換える。 |
令和5年1月修了試験 問61
企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
ア | 業務プロセスの継続的な改善 |
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イ | 経営資源の有効活用 |
ウ | 顧客情報の管理,分析 |
エ | 情報資源の分析,有効活用 |
令和5年1月修了試験 問70
RPA(Robotic Process Automation)の説明はどれか。
ア | ホワイトカラーの単純な間接作業を,ルールエンジンや認知技術などを活用して代行するソフトウェア |
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イ | 自動制御によって,対象物をつかみ,動かす機能や,自動的に移動できる機能を有し,また,各種の作業をプログラムによって実行できる産業用ロボット |
ウ | 車両の状態や周囲の環境を認識し,利用者が行き先を指定するだけで自律的な走行を可能とするレーダ,GPS,カメラなどの自動運転関連機器 |
エ | 人の生活と同じ空間で安全性を確保しながら,食事,清掃,移動,コミュニケーションなどの生活支援に使用されるロボット |
平成30年6月修了試験 問63
BPMの説明はどれか。
ア | 企業活動の主となる生産,物流,販売,財務,人事などの業務の情報を一元管理することによって,経営資源の全体最適を実現する。 |
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イ | 業務プロセスに分析,設計,実行,改善のマネジメントサイクルを取り入れ,業務プロセスの改善見直しや最適なプロセスへの統合を継続的に実施する。 |
ウ | 顧客データベースを基に,商品の販売から保守サービス,問合せやクレームへの対応など顧客に関する業務プロセスを一貫して管理する。 |
エ | 部品の供給から製品の販売までの一連の業務プロセスの情報をリアルタイムで交換することによって,在庫の削減とリードタイムの短縮を実現する。 |
平成30年1月修了試験 問65
表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~d のいずれかに該当する。
図法 | 記述用途 |
a | モデル要素の型,内部構造,他のモデル要素との関連を記述する。 |
b | システムが提供する機能単位と利用者との関連を記述する。 |
c | イベントの反応としてオブジェクトの状態遷移を記述する。 |
d | オブジェクト間のメッセージの交信と相互作用を記述する。 |
ア | クラス図 |
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イ | コラボレーション図 |
ウ | ステートチャート図 |
エ | ユースケース図 |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
平成29年7月修了試験 問63
業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
ア | 対象をエンティティとその属性及びエンティティ間の関連で捉え,データ中心アプローチの表現によって図に示す。 |
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イ | データの流れによってプロセスを表現するために,データの発生,吸収の場所,蓄積場所,データの処理を,データの流れを示す矢印でつないで表現する。 |
ウ | 複数の観点でプロセスを表現するために,目的に応じたモデル図法を使用し,オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。 |
エ | プロセスの機能を網羅的に表現するために,一つの要件に対して発生する事象を条件分岐の形式で記述する。 |
平成28年7月修了試験 問62
ビジネスプロセスを根本的に考え直し,抜本的にデザインし直すことによって,企業のコスト,品質,サービス,スピードなどのパフォーマンスを劇的に改善するものはどれか。
ア | アライアンス |
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イ | コアコンピタンス |
ウ | ゴーイングコンサーン |
エ | リエンジニアリング |
平成27年秋期 問62
システム企画段階において業務プロセスを抜本的に再設計する際の留意点はどれか。
ア | 新たな視点から高い目標を設定し,将来的に必要となる最上位の業務機能と業務組織のモデルを検討する。 |
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イ | 業務改善を積み重ねるために,ビジネスモデルの将来像にはこだわらず,現場レベルのニーズや課題への対応を重視して業務プロセスを再設計する。 |
ウ | 経営者や管理者による意思決定などの非定型業務ではなく,購買,製造,販売,出荷,サービスといった定型業務を対象とする。 |
エ | 現行業務に関する組織,技術などについての情報を収集し,現行の組織や業務手続に基づいて業務プロセスを再設計する。 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
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平成27年春期 問63
ワークフローシステムを用いて業務改善を行ったとき,期待できる効果として適切なものはどれか。
ア | 顧客の購入金額に応じて,割引などのサービスを提供できる。 |
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イ | 自社と取引先とのデータ交換の標準規約が提供できる。 |
ウ | 書類の申請から決裁に至る事務手続の処理速度が上がる。 |
エ | 保管する商品の倉庫内での搬入搬出作業の自動化が可能となる。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
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平成23年秋期 問63
業務プロセスのモデリング表記法として用いられ,複数のモデル図法を体系化したものはどれか。
ア | DFD |
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イ | E-R図 |
ウ | UML |
エ | 状態遷移図 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
平成23年6月修了試験 問63
BPR(Business Process Reengineering)を説明したものはどれか。
ア | 企業全体の経営資源の配分を有効かつ総合的に計画して管理し,経営の効率向上を図ることである。 |
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イ | 顧客視点から業務の流れを再設計し,情報技術を十分に活用して,企業の体質や構造を抜本的に変革することである。 |
ウ | 最強の競合相手又は先進企業と比較して,製品,サービス,オペレーションなどを定性的・定量的に把握することである。 |
エ | 利益をもたらすことのできる,他社より優越した自社独自のスキルや技術に経営資源を集中することである。 |
平成22年6月修了試験 問64
図は,業務改善の進め方を六つのステップに分解したものである。Cに該当する活動はどれか。ここで,A~Dのそれぞれにはア~エに示す活動のいずれかが対応する。

ア | 改善案の策定 |
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イ | 改善案の評価 |
ウ | 改善目標の設定 |
エ | 問題の把握 |
平成21年7月修了試験 問62
企業の業務モデルを説明したものはどれか。
ア | 企業の主要活動分野ごとに,本来あるべき業務機能を明確にしたものである。 |
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イ | 企業の情報システムが,実際の業務とどのように関連しているかを明確にしたものである。 |
ウ | 構築した情報システムの機能を論理モデルとして明確にしたものである。 |
エ | 構築すべき情報システムを規定した後に,各システムに関連する業務機能を明確にしたものである。 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
平成21年6月修了試験 問62
業務改革を目的とした情報システムの導入に当たり,複数の計画案を作成した。最適案を選択する評価方針のうち,適切なものはどれか。
ア | 効用が異なる場合は,コストが最小となる案を選択する。 |
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イ | 効用だけでなく,リスク要因も評価対象とする。 |
ウ | 定量化できない項目は,評価項目として好ましくない。 |
エ | 評価項目及び評価基準は,システム提案者が決定する。 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
平成21年6月修了試験 問63
全社的な業務プロセスの見直しと再設計を行う場合の留意事項として,最も適切なものはどれか。
ア | 多くの部門にかかわる業務プロセスについては,関係者間の利害調整をしなければならないので,当該業務の再設計は最後に行うべきである。 |
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イ | 業務プロセスの把握が困難な部門間や会社間にまたがる業務プロセスは,見直しの対象から除外すべきである。 |
ウ | 業務プロセスを,関連する業務別に分類し,優先順位に従って見直しを実行することが重要である。 |
エ | 見直しの対象になったすべての業務プロセスについて,最初に現行業務プロセスを分析し,詳細なドキュメント作成を優先して行うことが必要である。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 業務プロセス