Cisco Meraki
概要

Cisco Merakiの各製品は、インターネット経由でクラウド上の管理サービスと連携し、専用の管理画面「Merakiダッシュボード」から操作する。機器をインターネットに接続すると自動的にクラウドから設定情報を取得して動作を開始するため、設置場所での複雑な初期作業を必要としない。
設定内容はクラウド側に保存されるため、機器を交換した際も設定を容易に引き継げる。稼働状況や接続端末の情報、障害の発生なども管理画面でリアルタイムに確認でき、遠隔からのトラブルシューティングも可能である。
対応製品としてWi-Fiアクセスポイント(MRシリーズ)やネットワークスイッチ(MSシリーズ)、ファイアウォール機能を持つセキュリティアプライアンス(MXシリーズ)、監視カメラ(MVシリーズ)、モバイル回線接続用のゲートウェイ装置(MGシリーズ)、環境センサー(MTシリーズ)などがある。これらを同一のダッシュボードで横断的に管理できる。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末を管理するエンドポイント管理システム「Systems Manager」も提供されており、設定の配布やセキュリティポリシーの適用、紛失時のロックやデータ消去などを遠隔から実行できる。ネットワーク機器と利用端末を同じ管理基盤で運用できるため、IT管理業務を集約しやすい。
なお、Merakiシリーズの利用には機器ごとのライセンス契約が必要で、クラウド管理サービスの利用やソフトウェア更新、サポートがライセンスに含まれる。全国の店舗や支社、工場など多拠点に機器が分散する業態や、在宅勤務・外出先からの接続を含む環境において、現地に専門技術者を配置せずにネットワークを一括管理できることから、幅広い業種・規模の組織で採用されている。
同ブランドは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のプロジェクトを起源とする米メラキ(Meraki)社が開発した技術をベースとしている。同社は2006年に設立され、クラウド管理型ネットワークの先駆的存在として成長したが、2012年にCisco社が同社を買収し、以降はCisco社内の製品ブランドの一つとして継承されている。