読み方 : アスキーもじ

ASCII文字 【ASCII character】 アスキー文字

概要

ASCII文字(ASCII character)とは、文字コードの標準規格として広く普及している「ASCII」に含まれる文字のこと。いわゆる半角英数字にほぼ等しいが一部異なる部分がある。

解説 ASCIIAmerican Standard Code for Information Interchange、アスキー)は米国の文字コード標準で、英語圏での使用を想定している。いわゆる半角アルファベット(a~z、A~Z)、アラビア数字(0~9)、記号(! " # $ %など)、空白文字(スペース)、制御文字改行文字タブ文字など)が収録されている。

欧州の言語などにあるダイアクリティカルマーク(アクセント記号やウムラウトなど)の付いた文字や、ギリシャ文字、キリル文字などラテン文字以外のアルファベット、漢字、仮名、ハングル、タイ文字など非欧米圏の文字、いわゆる全角英数字全角記号、ローマ数字、顔文字などは含まれない。

ASCIIは7ビットの文字コードであるため、0~127番の128文字が規定されている。コンピュータのデータの管理は1バイト(8ビット)単位であることが多いため、実際にはASCIIを1ビット拡張して8ビット(256文字)としたISO/IEC 8859やJIS X 0201のような文字コードが使われることが多い。

ASCIIが規定していない後半128文字分(128~255番)は各コードが独自に規定している文字であるため、日本語文字コードに収録されているいわゆる半角カナ文字や、欧州の文字コードに収録されているダイアクリティカルマーク付きのアルファベット、複数の文字の合字などは1バイト文字あるいは半角文字ではあるがASCII文字ではない。

(2025.8.19更新)

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