フレッツ 【FLET'S】
一般家庭や企業などの契約者に両社が敷設・運用する回線を引き込んで提供するもので、主にインターネット接続のためのアクセス回線として利用される。国内の光回線によるアクセスサービスでは東西合わせて過半数のシェアを確保している。
フレッツサービス自体はインターネット接続サービスを提供せず、利用者が別途契約したISP(インターネットサービスプロバイダ)と両社の基幹回線網(NGN)の相互接続点(POI:Point Of Interface)までのアクセスを提供する。
光回線を通じて公衆交換電話網に接続可能なIP電話サービスを提供する「ひかり電話」や、光信号にテレビ放送の信号を重畳した有線テレビ「フレッツ・テレビ」などの付加サービスも提供されている。
2000年にISDNによる常時接続サービス「フレッツ・ISDN」、アナログ電話回線によるADSL通信サービス「フレッツ・ADSL」、光ファイバー通信サービス「Bフレッツ」の三品目で開始された。その後、ISDNとADSLのサービスは徐々に縮小し、主力の光回線によるサービスが「フレッツ 光ネクスト」などに強化されていった。
(2019.9.2更新)