シェア【share】
概要
市場占有率
製品や企業の売上などが、その市場全体に占める割合のことを「市場シェア」「マーケットシェア」(market share)というが、これを略してシェアということがある。一般の外来語としてはこの用法が最も多い。
特定の業界やカテゴリーにおいて自社の売上高や出荷台数が全体に占める割合のことで、企業の競争力を示す指標の一つとしてよく参照される。算出の基準には「金額ベース」と「数量ベース」の2種類が存在し、製品単価の変動が激しいIT機器の分野では両者の数値が乖離することも多い。
SNSのシェア
SNSなどのWebサービスでは、ある利用者の投稿を別の利用者が転載し、自身に繋がった利用者へ知らせる仕組みがあり、これをシェア機能ということがある。FacebookやInstagramでは「シェア」というが、X(旧Twitter)などでは同様の機能を「リポスト」という。
SNSでは各利用者の投稿はその利用者の購読者(「フォロワー」「フレンド」「友だち」などと呼ばれる)にしか自動的には表示されないため、他の利用者の投稿をシェアすることにより自分の購読者にその内容を伝達することができる。「素晴らしい情報なのでシェアさせていただきます」のようなコメントをつける場合もある。
関心を集めやすい内容の場合、シェアにより投稿を目にした利用者がさらに自分の購読者にシェアすることにより、口コミ的に広い範囲に内容が共有されていくことがあり、これを「拡散」という。拡散が大きく広がりネット社会で話題となることを俗に「バズる」という。
物品の共有
物品や施設、設備などを複数の個人や法人で共同所有したり、事業として限られた会員に貸与するサービスなどを「○○シェア」あるいは「シェア○○」のように呼ぶことがある。例えば、賃貸アパートなどを家族ではない複数の個人が共同で借りて住むことを「ルームシェア」、事務所を小さなブースに区切り複数の企業や個人に貸し出すことを「シェアオフィス」、ある地域内で自転車を貸し出すサービスを「シェアサイクル」、ある駐車場に置かれた自動車を付近の限られた会員にのみ貸し出すサービスを「カーシェア」などという。
これを事業者がサービスとして行うものを「シェアリングサービス」ということがある。また、これまで固定的な所有や単一主体による占有が一般的だった分野や対象で共有や貸与、サービスとしての提供などが行われることを「シェアリングエコノミー」という。
