フレッツ 光ネクスト 【FLET'S HIKARI NEXT】

概要

フレッツ 光ネクスト(FLET'S HIKARI NEXT)とは、NTT東日本NTT西日本光ファイバー回線を用いたデータ通信サービスの一つ。「Bフレッツ」の後継となるFTTH(Fiber To The Home)サービスで、高速なインターネット接続サービスに用いられる。

NTTグループの新世代の通信回線網である「NGN」(Next Generation Network)を利用して提供される通信サービスで、従来のIPv4を用いた一般的なインターネット接続サービスのほか、IPv6によるインターネット接続も可能となっている。通信速度は最も高速なタイプの契約で最高1Gbpsギガビット毎秒)に及ぶ。

データ通信サービスだけでなく、従来の電話回線と互換性のある音声通話サービス(ひかり電話)や、光ファイバー回線デジタル放送信号を重畳し、地上波放送や衛星放送、各種の専門チャンネルや有料チャンネルなどを受信することができる映像サービスフレッツ・テレビ、ひかりTVなど)も同時に利用することができる。

契約プラン

契約プランは戸建て住宅向けと集合住宅向けに分かれている。最大1Gbpsの戸建て向けプランには、Wi-Fiルータセットの「ギガファミリー・スマートタイプ」(東日本)、ルータを契約者が用意する「ファミリー・ギガラインタイプ」(東日本)、「ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼」(西日本)が用意されている。受信最大200Mbpsの「ファミリー・ハイスピードタイプ」(東西)、最大100Mbpsの「ファミリータイプ」(西日本)もある。

集合住宅向けプランには、最大1Gbpsの「ギガマンション・スマートタイプ」(東日本/Wi-Fi込み)、「マンション・ギガラインタイプ」(東日本/ルータ自前)、「マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼」(西日本)と、受信最大200Mbpsの「マンション・ハイスピードタイプ」(東西)、最大100Mbpsの「マンションタイプ」(西日本)がある。

集合住宅では設備の状況によって、各戸まで光ファイバー回線を引き込む「光配線」方式と、建物まで光回線で屋内はVDSL回線を用いる「VDSL配線」、屋内をイーサネットEthernet)による有線LANで結ぶ「LAN配線方式」のいずれかとなる。光配線が利用できない住宅では1Gbpsサービスは利用できない。料金も建物内で何軒の契約が見込めるかによって異なり、4軒(西日本は6軒)以上は「ミニ」、8軒以上は「プラン1」、16軒以上は「プラン2」の各料金プランが適用される。

(2023.8.4更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる