常時接続 【always-on connectivity】

概要

常時接続(always-on connectivity)とは、機器間や機器とネットワークを結ぶ通信回線が常に接続状態に維持され、いつでも通信可能であること。また、そのような接続形態や回線の利用方式。単に常時接続という場合はほとんどの場合インターネットへの接続のことを指す。

利用者が明示的に接続のための指示や操作をわなくてもコンピュータが自動的にネットワークへの接続動作をい、利用者が接続状態を意識することなく必要なときにすぐにネットワークアクセスできる状態のことを指す。

狭義には、通信事業者インターネットサービスプロバイダサービス提供方式や課金方式のうち、料金が利用時間や通信量に比例せず月ごとに一定の金額で回線やインターネットアクセスを利用できる方式のことを指す場合もある。

現代では常時接続型のインターネット利用が一般的になったため、「常時接続」という用語をあえて使う場面はほとんどなくなった。1990年代までは電話回線やISDN回線を用いて事業者の通信拠点に発呼(電話をかける)をって接続操作をい、利用終了時は切断(電話を切る)の操作をう「ダイヤルアップ接続」(dial-up connection)が一般的で、これと対比する文脈でよく用いられた。

(2024.6.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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