ネットワークタップ 【network tap】
LANケーブルの中継・分岐装置の一種で、ケーブルで直に接続されていたネットワーク機器の間に挟むように設置し、片方のポートから片方の機器に、もう一方のポートからもう一方の機器にケーブルで接続する。
3つ目のポートが監視用ポートであり、両者の間を流れる双方向のデータのすべてを監視用ポートに複製して流すようにできている。LANアナライザなどの監視用システムを接続すれば、両者の間の通信のすべてを取得して監視することができる。監視用ポートは受信専用であり、監視システムから通信に介入することはできない。
銅線ケーブル(UTPケーブル/STPケーブル)に対応した製品を「カッパータップ」、光ファイバーケーブルに対応した製品を「ファイバータップ」という。通常の製品は上り用監視ポートと下り用監視ポートが分かれているが、両者を合成した信号を単一のポートに流す「アグリゲータータップ」もある。
(2024.8.21更新)