タンデムシステム【tandem system】

一台の機器ですべてを処理するのではなく、複数の機器が協力して一つの処理を進める構成である。それぞれの装置は、前の装置が処理したデータを受け取り、自らの役割である処理を行い、後の装置に渡す。バケツリレー式に流れ作業を行うことで、負荷分散や全体としての性能の向上を図ることができる。
主装置の手前で前処理を行う機器や処理装置を「フロントエンドプロセッサ」(FEP:Front-End Processor)、主装置の次に後処理を行う機器や処理装置を「バックエンドプロセッサ」(BEP:Back-End Processor)といったように呼ぶ場合もある。
複数の機器を用いるシステム構成としては、これ以外に、同じ機能の機器を並立させ、すべてを並列に用いて分散処理したり、一部を待機させて故障などによる停止に備えさせたりする方式もある。これらは機器同士が互いに機能を補うことができるため、可用性や耐障害性を高める効果が期待できるが、タンデムシステムでは他の機器の機能を肩代わりすることはできず、いずれかの機器が停止すれば全体が停止するため、信頼性を高める効果は期待できない。