サードレベルドメイン 【Third Level Domain】 3LD / 3rd Level Domain / 第3レベルドメイン

概要

サードレベルドメイン(Third Level Domain)とは、インターネットドメイン名を構成する要素のうち、「.」(ピリオド、ドット)で区切られた右から3番目にある要素のこと。例えば、「example.co.jp」における「example」の部分。

ドメイン名は実世界の住所のように階層構造になっており、各階層の識別名(ラベル)を「.」で区切って並べて表記する。並び順は末尾(右)が最上位で先頭(左)が最下位であり、末尾を「トップレベルドメイン」(TLD)、2番目を「セカンドレベルドメイン」(SLD)、3番目を「サードレベルドメイン」(3LD)という。

TLD管理者の運営方針により、個別の組織に割り当てられるのがセカンドレベルの場合(gTLDなど)と、サードレベルの場合(属性型JPドメインなど)、さらにそれ以下のレベル(かつての地域型JPドメインなど)の場合に分かれる。サードレベルが割り当てられる場合、セカンドレベルは地域や組織種別など何らかの分類を表す識別コードを表す。

例えば、日本の「.jp」ドメインや、韓国の「.kr」、イギリスの「.uk」などはセカンドレベルを組織種別名や地域名とする運用が基本で、各組織に発行されるのはサードレベルドメインとなっている。ただし、JPドメインではセカンドレベルドメインを割り当てる「汎用JPドメイン名」も運用されている。

(2023.6.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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