サードレベルドメイン 【Third Level Domain】 3LD / 3rd Level Domain / 第3レベルドメイン
概要
サードレベルドメイン(Third Level Domain)とは、インターネットドメイン名を構成する要素のうち、「.」(ピリオド、ドット)で区切られた右から3番目にある要素のこと。例えば、「example.co.jp」における「example」の部分。
目次
ドメイン名は実世界の住所のように階層構造になっており、各階層の識別名(ラベル)を「.」で区切って並べて表記する。並び順は末尾(右)が最上位で先頭(左)が最下位であり、末尾を「トップレベルドメイン」(TLD)、2番目を「セカンドレベルドメイン」(SLD)、3番目を「サードレベルドメイン」(3LD)という。
TLD管理者の運営方針により、個別の組織に割り当てられるのがセカンドレベルドメインの場合(gTLDなど)と、サードレベルドメインの場合(属性型JPドメインなど)、さらにそれ以下の4番目や5番目のレベル(かつての地域型JPドメインなど)の場合に分かれる。
ドメイン名の登録者にサードレベルドメインを割り当てるのは、ほとんどが国別ドメインである。その場合、TLDは国・地域を表しており、SLDはその国の中の地域(州や県など)を示すラベルや、登録者の種類(組織種別)やサービスの種類など、何らかの分類を表すラベルとなっている。
例えば、日本の「.jp」ドメインや、韓国の「.kr」、イギリスの「.uk」などはセカンドレベルを組織種別や地域名とする運用が基本で、各組織に発行されるのはサードレベルドメインとなっている。「example.co.jp」なら企業、「example.go.jp」なら政府機関といった具合である。ただし、JPドメインでは「.jp」直下のSLDを割り当てる「汎用JPドメイン名」も並行して運用されている。
(2025.8.30更新)