NE.JPドメイン

概要

NE.JPドメインとは、日本を意味するJPドメインの種類の一つで、ネットサービスやインターネットサービスプロバイダ(ISP)などに発行されるドメイン

右から2番目のセカンドレベルドメインSLD)が組織の属性を表す「属性型JPドメイン名」の一つで、「NE」は “network service” の略。株式会社日本レジストリサービスJPRS)が登録受付や管理を行っており、国内の多くのドメイン登録事業者を通じて取得することができる。

日本国内の事業者(国内在住の個人あるいは国内に登記された法人)が不特定あるいは多数の利用者に提供するネットワークサービスを対象とするドメイン名である。営利・非営利の別は問わないが、提供するサービスの内容が明文化されていなければならない。

また、利用者に割り当てられるメールアドレスが JohnDoe@example.ne.jp のようになっているなど、インターネット上での利用者識別名の一部に取得したドメイン名が何らかの形で含まれていなければならない。

他の属性型ドメイン名とは異なり、一つの組織がサービスごとに複数のNE.JPドメインを取得することができるが、同じサービスのために複数の異なるNE.JPドメインを取得する(同じメールサービスでアドレスを様々なドメインから選択できる等)ことはできない。これとは別に組織種別に基づくドメイン名(企業ならばCO.JPドメイン)を取得することはできる。

1996年に新設された区分で、それ以前はネットワークサービスに対して「OR.JPドメイン」が割り当てられていたため、以前に取得したOR.JPドメインを現在も利用しているISPなどが存在する。現在はOR.JPドメインは財団法人など非営利法人のみが取得できる。

他の属性型JPドメイン名

ac.jpacademic高等教育機関大学、短大、高専、専門学校、大学校など
ad.jpadministratorネットワーク管理者JPNIC会員ISPのネットワークなど
co.jpcompany企業株式会社、合資会社、特殊会社、外国会社など
ed.jpeducational学校幼稚園、保育園、小中高校、特別支援学校など
go.jpgovernment政府機関省庁、国立研究所、独立行政法人、特殊法人など
gr.jpgroup任意団体任意団体(法人格を持たない集団、団体)
lg.jplocal government地方自治体地方公共団体、一部事務組合など
ne.jpnetwork serviceネットワークサービスネット接続サービス、ネット上のサービスなど
or.jporganization非営利法人財団法人、社団法人、宗教法人、協同組合など
(2020.11.24更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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