VeriSign 【ベリサイン】
DNS(ドメインネームサービス)の最上位サーバであるルートサーバの一部(世界13ヶ所のうち2ヶ所)の管理や、.comドメインや.netドメインの登録情報データベースの管理など、インターネットインフラの管理・運用に関連する事業を展開している。
また、世界最大の公開鍵証明書の認証局(CA)として、Web通信の暗号化に必要なSSLサーバ証明書の発行・販売などを行い、一般にはこちらの事業による知名度が高かったが、2010年に同事業は米シマンテック(Symantec)社に部門売却された。
歴史
1995年に米RSAデータセキュリティ(RSA Data Security/現在は米Dell傘下RSA Security)社からデジタル認証関連事業を分社化して発足。1998年にNASDAQに株式を公開、2000年にドメイン名登録大手の米ネットワークソリューションズ(Network Solutions)社を買収するも2003年に売却、2006年には競合の認証大手米ジオトラスト(GeoTrust)社を買収した。
2010年にセキュリティ関連事業をSymantec社に売却し、自身はネットインフラ関連事業が中心となった。Symantecは当初VeriSignブランドで認証事業を継続したが、後に「Symantec」および同社主力セキュリティ製品の「Norton」ブランドに変更した。同部門は2017年に米デジサート(DigiCert)に売却されている。
(2020.2.10更新)