GML 【Geography Markup Language】

概要

GML(Geography Markup Language)とは、地理情報システム(GIS)などで利用するための様々な地理的な情報を記述することができるXMLベースのマークアップ言語の一つ。

地図・地形データなどの空間データと、地理的な属性を持った各種の情報コンテンツなどを、統一的な記述法によって蓄積・伝達することができるようになる。地図に様々な情報を重ね合わせて表示したり、異なる種類のデータを組み合わせて加工したりといった処理を統一されたデータ形式によって進めることができる。

業界団体のOGC(Open Geospatial Consortium/旧Open GIS Consortium)が仕様策定をなっており、2000年に初版が発行された。2007年にはGML 3.1がISO 19136として国際標準となった。

日本は当初GMLとは異なる国内規格のG-XML(JIS X 7199)を推進していたが、GMLのISO化を受けて対応する国内規格の「JIS X 7136:地理情報 地理マーク付け言語(GML)」を制定し、以後はGMLへの移行と一本化が図られている。国土地理院の基盤地図情報サイトなどがGMLを使用している。

(2019.1.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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