読み方 : メタげんご

メタ言語【metalanguage】

概要

メタ言語とは、ある言語を定義したり、その言語の構造や文法などの仕様を記述したりするために用いられる高次の言語。一般に「言語を説明するための言語」と言い表され、IT分野ではプログラミング言語などの人工言語の規則を厳密に表現する記法や、他の言語を構築するための基盤となる言語を指す。
メタ言語のイメージ画像

IT分野では、人工言語の記述規則や構文を定義する目的でメタ言語が利用される。ある言語で使用できる記号や文の構造などを厳密に定める際に用いられ、言語仕様書の作成やコンパイラの設計などに反映される。プログラミング言語の構文規則を形式的に表現する「BN記法」(BNF/EBNF)などの記法がある。これらは人間やシステムが解釈の違いを起こさないよう、言語の体裁を客観的に定義する。

データ記述の分野においては、独自の言語を定義するための基盤としての「マークアップ言語」(markup language)がある。最初からタグが固定されているHTMLとは異なり、XMLSGMLなどの言語は、利用者が目的や用途に応じて新しいタグや記述ルールを定義し、独自のマークアップ言語を構築できる枠組みを提供する。このような特定の用途に向けた記述言語を設計する際の基盤もメタ言語に分類される。

近年では、特定の言語による表現やプログラムコードを生成・拡張するために用いられる別の言語を指すこともある。例えば、TypeScriptで記述されたプログラムは、それ自体が直接実行されるのではなく、一度JavaScriptプログラムに変換(トランスパイル)されてから実行環境で処理される。このような変換元の言語を、変換先の言語に対するメタ言語であると言う場合がある。

(2026.6.12更新)
 

他の辞典等による「メタ言語」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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