メタ言語 【metalanguage】
ITの分野では、プログラミング言語などの人工言語の語彙や文法などを記述したり定義したりするための人工言語や記法などのことをメタ言語ということが多い。例えば、プログラミング言語の定義などに用いられるBN記法(BNF/EBNF)や、特定用途のマークアップ言語を定義することができるマークアップ言語であるXMLやSGMLなどがよく知られる。
また、言語の文法など言語そのものを記述するのではなく、ある言語による表現(あるプログラミング言語によるプログラムコードなど)を生成するために用いられる別の言語や、元の言語の仕様を拡張・変更した言語のことをメタ言語ということがある。
例えば、TypeScriptやCoffeeScriptなどのスクリプト言語で記述されたプログラムはそれ自体が解釈・実行されるのではなく、いったんJavaScriptのプログラムに変換(トランスパイル)されてから実行される。このような場合に、これらの言語をJavaScriptのメタ言語であるという。
(2023.8.13更新)